ブライダルエステで理想的なボディケアブログ:14 1 16


今、ぼくの目の前には、1枚のバースデーカードがあります。
このカードは、ちょうど10年前に、
ぼくが生まれて初めてもらったバースデーカードです。

初めてのバースデーカードは、
ぼくが21歳の時につきあっていた恋人がくれた
誕生日の贈り物に入っていたものでした。

当時のぼくは、一人暮らしをしており、
寂しがり屋のくせに、人に会うほうが辛く感じるほど心を閉ざしていて、
ほとんど学校にも行かず、いつも部屋にいました。

今思い出すと、
本当に暗い学生時代だったなぁと笑えてくるほどです。

逆に、恋人はとても忙しい人で、
学校とバイトに明け暮れる日々だったので、
いくらぼくが暇でも、会えるのはひと月に1度くらいでした。

そんなある日、
恋人がぼくの部屋に遊びにきてくれた時のことです。

ふと部屋の一角見ると、
きれいにラッピングされた箱が置いてあるのを見つけました。

恋人が僕に気づかれないように、そっと置いてくれたものです。

開けてみると、センスのいい瓶とコップが入っていました。
包装も恋人自身が箱や小物を買ってしてくれたもので、
とても素敵でした。

ぼくは本当に本当に驚き、
そして胸が熱くなるほど感動しました。

プレゼントに感激したことももちろんですが、
自分の胸が熱くなることに驚きました。

普段一人で部屋の中で、
いろんなことを考える度にネガティブになる自分のことを、
ぼくは暗い人間だと思っていたので、
自分がこんなに感激する心を持っていることに驚いたのです。

人が感動するということは、こういうことなのか…と
ぼくは身をもって知ったのでした。