美しい身体を実現する骨盤ベルトブログ:12 8 16
小さい頃、夏休みや冬休みに田舎に帰ると、
祖父はいつもポッキーというおやつをくれました。
仕事の関係で家にいない時には、
ポッキーだけが置いてあることもありました。
僕は
「なんでいっつもポッキーなんだろう?」
と思いながら食べていました。
1週間位前、
友人のお子さんにおやつを送ってあげることになり、
僕は家内と一緒に
スーパーのおやつ売り場に行きました。
ずいぶん久しぶりに訪れたおやつ売り場は、
童心をくすぐられる、なかなか魅惑的な場所でした。
で、いざ、そのお子さんに送ってあげるおやつを選び始めると、
二人とも途方に暮れてしまったのです。
膨大な種類のおやつがあって、
どれを送ってあげたらいいのかがわからないのです。
たまにしか会わないお子さんが好きなおやつって、
接していない分だけわからないんですよね。
過去の記憶を手繰り寄せながら、
そうしてなんとかかんとか見繕って、
二人して「これで喜んでくれるかな〜?」などと言いつつ
買い物を済ませたのでした。
そのおやつの会計を済ませるレジの列に並んでいる時に、
ふと「祖父のポッキー」のことを思い出したのです。
思い出すと同時に、
祖父もが僕好きなものがわからんかったんだ…
それでも
「これで喜んでくれるかな〜?」って思いながら、
ポッキーを買ってきてくれてたんだ…
あのポッキーは、
祖父の精一杯の愛情表現だったんですね。
積年の疑問が解けると同時に、
あのポッキーがただのおやつではないことに気づいた僕は、
スーパーのレジで並びながら、
ウルッときてしまいました。